[18日 ロイター] - JPモルガンとシティグループは18日、昨年末の厳格な新型コロナウイルス規制解除決定が成長を後押ししているとして、2023年通年の中国経済成長率見通しを引き上げた。
いずれも引き上げ幅は40ベーシスポイントで、それぞれ6.4%、6.1%に上方修正した。
ただ、JPモルガンは「外部セクターの不確実性や、マクロ政策支援の前倒しが年内に足かせとなることから、成長の勢いは下半期に軟化すると予想している」と指摘。シティは中国が若者の失業や地方政府の債務といった構造的な問題に取り組む必要があるとしている。
一方、ゴールドマン・サックスは、中国の今年のGDP(国内総生産)伸び率予想を6.0%で据え置いた。