[9日 ロイター] - インターネット上の仮想空間「メタバース」は2035年までに米国内総生産(GDP)に対して最大で年間7600億ドル(2.4%)のプラス寄与が期待される――。メタ・プラットフォームズの委託を受けてコンサルティング会社デロイトが行った調査でこうした試算が示された。
調査によると、国防や医療、製造業といった分野でメタバースの技術が活用されるほか、ビデオゲームや対話など娯楽市場からも経済効果がもたらされそうだ。
カナダの年間GDPについても、35年までに453億カナダドル(338億8000万米ドル)から855億カナダドルのプラス寄与が見込まれるという。
メタが昨年コンサルティング会社アナリシス・グループに委託して策定されたリポートでは、メタバース技術が世界全体のGDPを31年までに3兆0100億ドル押し上げるとの見積もりも明らかにされている。