[東京 10日 ロイター] - 内閣府が10日公表した3月の景気動向指数は、足元の景気を示す一致指数が前月比横ばいの98.7となった。先行指数は同0.7ポイント低下の97.5で、2カ月ぶりマイナスとなった。基調判断は「足踏みを示している」で据え置いた。
一致指数は、自動車や二輪車などが伸びた耐久消費財出荷指数や、半導体製造装置などが好調だった鉱工業生産が改善したものの、有効求人倍率や卸売り販売、輸出数量指数などの経済指標が下押し要因だった。
先行指数は新規求人数や最終需要財在庫率、鉱工業用生産財在庫率、新設住宅着工床面積などが悪化した。
(竹本能文)
*内訳などの詳細を追加しました。