💎 今日の市場で最も健全な企業をご覧ください始めましょう

仏カルフールCEO、物価高で生活必需品への支出減と警告

発行済 2023-08-30 13:15
更新済 2023-08-30 13:18
© Reuters.     フランスの小売り大手カルフールのアレクサンドル・ボンパール会長兼最高経営責任者(写真)は8月29日、物価高により同国の消費者は生活必需品への支出を大きく削減することを
CARR
-
ULVR
-
PG
-
HNKG
-

[パリ 29日 ロイター] - フランスの小売り大手カルフールのアレクサンドル・ボンパール会長兼最高経営責任者(CEO)は29日、物価高により同国の消費者は生活必需品への支出を大きく削減することを余儀なくされていると警笛を鳴らした。フランス政府に対し、小売業者が提示できる販売促進を制限する法律の施行を遅らせるよう求めた。

ボンパール氏はフランス公共ラジオで、同国では支出を抑える動きが「津波」のように押し寄せていると指摘。「生活必需品が入手できなくなったとき、人々が必需品抜きで済ませようとするとき、行動しなければならない」と述べた。

フランスでは、小売業者が食品に設定できる値引き率が34%までに制限されており、この制限を化粧品、衛生用品、ケア用品にも拡大する法律が今年3月に成立、来年3月に施行される予定となっている。

ボンパール氏は、この法律の施行を1年先送りすることを政府に要請すると話した。同氏を含む小売業界の幹部は30日、ルメール経済・財務相と会談し、物価を下げる方法について協議する。

© Reuters.     フランスの小売り大手カルフールのアレクサンドル・ボンパール会長兼最高経営責任者(写真)は8月29日、物価高により同国の消費者は生活必需品への支出を大きく削減することを余儀なくされていると警笛を鳴らした。2022年8月撮影(2023年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

ボンパール氏は、カルフールは現在、洗剤を60%の値引き率で販売することが認められているが、新たな法律が施行されれば、そうした値引きができなくなると主張した。

新法は、小規模な生産者を小売業者との価格交渉で保護することが狙いとされている。

だがカルフールなどの小売業者は、新法により大規模なサプライヤーに対する小売業者の交渉力が制限されると主張。ボンパール氏は、新法によって恩恵を受けるのはプロクター・アンド・ギャンブルやヘンケル、ユニリーバといった世界的に事業を展開する大手企業だけだと訴えた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます