[パリ 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたフランスの8月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.0と、2021年2月以来の低水準だった。
速報値の46.7から下方修正された。7月は47.1だった。
新規受注が再び減少した。PMIは好不況の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。
製造業、サービスを合わせた総合PMIも46.6から46.0に低下。2020年11月以降で最低となった。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、Norman Liebke氏は「フランスのサービス部門は8月も圧迫された。3つの障害がある。3カ月連続で事業活動が縮小したことに加え、新規受注が全体と海外の双方で同時に減少した」と指摘。
「調査対象企業の圧倒的多数は2つの主因を挙げている。顧客の予算抑制と経済見通しに対する全般的な警戒感だ」と述べた。