David Milliken
[ロンドン 2日 ロイター] - 2日発表されたS&Pグローバル/CIPSの9月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は44.3と、8月の43.0から上昇したものの、依然として景況拡大・悪化の分かれ目となる50を大きく下回った。速報値の44.2からは若干上方修正された。
S&Pグローバルは、内需と外需がさえない中で「生産、新規受注、雇用の全てがさらに縮小した」と説明。今後1年の成長を見込む製造業者は55%で、8月より低下し、9%が縮小を予想したという。
外需の落ち込みは欧州本土、米国、中国、ブラジルと広範囲に及び、世界経済の低迷を反映した。
各社は圧迫された利益率を回復するため、4カ月ぶりに値上げを実施したが、その幅は小さかった。投入コストは特に金属とエネルギーで大幅に低下した。