[1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した11月のロシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は、10月の53.8から変わらず、好不況の分かれ目となる50を引き続き上回った。
新規輸出受注が7月以来初めて減少したものの、2017年1月以来2番目の高水準にとどまった。
ウクライナ侵攻の開始以降、ロシアは軍事関連の生産を強化している。
S&Pグローバルは「全体の需要は好調が続いているが、データでは新規輸出受注が4カ月ぶりに減少しており、需要が国内中心であることが示唆されている。物流問題が引き続き、製造業部門の調達確保を圧迫している」と指摘した。
さらに、新規受注の伸びと輸入代替が今後の見通しへの楽観度を支えており、将来の生産に対する期待は引き続き高いと分析した。