[パリ 8日 ロイター] - フランス中央銀行は8日に公表した月例景況感調査で、第1・四半期の経済成長率は前期比0.1─0.2%のプラス成長となり、6カ月にわたったスタグネーション(景気停滞)サイクルが終了するとの予想を示した。
中銀は「建設とエネルギー部門の減速は工業部門の拡大で相殺され、サービス部門は引き続き安定的だった」と指摘した。昨年第4・四半期の成長は横ばいだった。
調査によると、フランス全土で1月から先週まで続いた農業従事者の大規模デモで輸送と自動車部門に悪影響が出たほか、飲食店にもある程度の影響があったと報告した。
ビルロワドガロー中銀総裁は、仏紙ウエスト・フランスに「われわれはこの危機が第1・四半期の成長と通年の成長に大きく影響するとはみていない」と述べた。