外為市場では予想を上回った米国の住宅着工件数や予想を上回った消費者物価指数(CPI)を受けてドル買いが優勢となった。
ドル・円は109円45銭から109円64銭へ上昇。
ユーロ・ドルは1.1323ドルから1.1302ドルまで下落した。
米商務省が発表した4月住宅着工件数は前月比+6.6%の117.2万戸と市場予想112.5万戸を上回った。
一方、住宅着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は前月比+3.6%の111.6万戸と3月107.7万戸から増加したものの市場予想113.5万戸は下回った。
3月分は108.6万戸から107.7万戸へ下方修正された。
同時刻に米労働省が発表した4月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と、2013年2月以降ほぼ3年ぶりの高水準となった。
市場予想の+0.3%も上回った。
前年比では+1.1%と、予想通り3月+0.9%から上昇。
変動の激しいエネルギー・食品を除いたコアCPIは前月比+0.2%と予想通り3月+0.1%から上昇。
前年比では+2.1%と、予想通り3月+2.2%から低下した。
【経済指標】 ・米・4月住宅着工件数:117.2万戸(予想:112.5万戸、3月:109.9万戸←108.9万戸) ・米・4月住宅建設許可件数:111.6万戸(予想:113.5万戸、3月:107.7万戸←108.6万戸) ・米・4月消費者物価指数:前年比+1.1%(予想:+1.1%、3月:+0.9%) ・米・4月消費者物価コア指数:前年比+2.1%(予想:+2.1%、3月:+2.2%) ・米・4月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、3月:+0.1%) ・米・4月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、3月:+0.1%)