仮想通貨業界でM&A(合併・買収)が急速に増加している。ビットコイン(BTC)価格の低迷によって落ち込むどころか、買収者たちはお買い得である状況を利用しているという。18日にCNBCがJMPセキュリティーが集めたデータを基に報じた。仮想通貨相場が低迷する中、足元で大企業による業界の再編が着々と進んでいることの表れなのかもしれない。
記事によると、仮想通貨とブロックチェーン関連で今年これまで115のディールが成立。年末までに145に到達する見込みだという。去年のディール数は47だったことから、実に3倍に到達する可能性があることになる。ディールの中身としては、出資や債務の部分的な返済、買収などが含まれている。規模は1億ドル(112億円)以下の「比較的小規模」なものが多いという。