*この記事は30日に配信しました。
1744GMT 28日終盤
Euro/dlr
Dlr/yen
Euro/yen
29日終値 前営業日終値
株 FT100 休場 6069.90
クセトラDAX 7514.46(+39.24) 7475.22
金 現物午後値決め 休場 1535.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.440 (‐0.005) 0.843(0.846)
独連邦債2年物 1.796(1.786)
独連邦債10年物(6月限) 122.86 (+0.19) 3.241(3.261)
独連邦債30年物 3.729(3.763)
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<為替> ドルが主要通貨に対し3年ぶり安値に下落。米国とユーロ圏の金利差が拡大
するとの見方が背景にある。主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品
取引所)ドル指数<.DXY>は3年ぶり安値となる72.834に下落した。
<株式> ロンドン株式市場は英王子の結婚式のため休場。
欧州株式市場は小幅続伸。7営業日続伸となり、月間ベースで12月以来の好成績
となった。ただ、英国市場が休場となったこともあり、出来高は低かった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.11ポイント(0.27%)高
の1156.81。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.92ポイント(0.20%)高の
3011.25。
強い企業決算を追い風に相場はこのところ上昇しているが、出来高は低く、堅調な上向
きトレンドに戻ることが確認されているとは言い難い、とアナリストは指摘する。チャー
トでみると、独クセトラDAX指数<.GDAXI>はそろそろ調整が入りそうな様相をみせてい
るという。
最近の強いユーロ相場が欧州の輸出企業を圧迫するとの懸念も、投資家心理に不安を投
げかけた。
ドル相場に敏感なEADS
自動車大手ダイムラー
期決算が予想を上回ったものの、買いを誘うに至らなかった。
<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測を背景に、独連邦債2年
物と10年物利回り格差が1週間ぶりの水準に縮小した。
独2・10年債利回り格差
(bp)に縮小した。この水準以上に縮小すれば、2010年11月以来の水準となる。
デイビーズ・ストックブローカーズのグローバル金利ストラテジスト、ドナル・オマホ
ニー氏は「フラット化傾向は継続するだろう」と指摘。「145─147bpの水準は、
チャート上重要な節目にある。今週のフラット化傾向がこの水準を抜けて進めば、
2009年初め以来の水準となる100bpに向かう余地がある」と述べた。
独連邦債先物
いは薄かった。
同日発表された4月のユーロ圏のEU基準消費者物価指数(CPI)速報値は、前年比
2.8%上昇し、上昇率はエコノミスト予想の2.7%を上回った。
ウニクレディトのストラテジスト、コーネリアス・パープス氏は、「このようなデータ
は、おそらく市場が現在織り込んでいる水準以上にECBが利上げを実施するとの見方を
強める」と指摘した。
一方、ギリシャ債務再編をめぐる懸念から最近売られていた周辺国国債の利回りはこの
日小動きとなり、ギリシャ10年債利回り
となった。
[東京 30日 ロイター]