■株主還元
SDエンターテイメント {{|0:}}の株主還元策は、配当金を基本としつつ、消費者向け事業を行っている点を生かして、株主優待を組み合わせたものとなっている。
2016年3月期については、8.86円を予想している。
これは2015年3月の新株予約権発行に伴う希薄化(最大93万株、約11%)を考慮した上で、公約配当性向30%を当てはめて導かれたものだ。
9月末時点の株式発行数は15万株にとどまっている。
一方で、前述のように今通期決算が会社予想に対して未達となるリスクもある。
仮に未達となった場合には配当金が予想を下回る可能性が出てくる。
弊社では、業績未達となった場合でも、新株発行が進まない(すなわち希薄化が進まない)ことである程度相殺され、期初予想の8.86円に近い配当金となると見ている。
同社はまた、株主優待制度も設けている。
株主優待は、最低取引単位である100株の保有から権利が得られるほか、今回、1,000株以上の保有者向けの枠を新設した。
権利確定は年2回(3月末、9月末)としており、より株主優待を得られやすくなっている。
内容も、従来からの施設利用券に加えて健康コーポレーションの商品が加えられ、選択肢の幅が広がっている。
配当金と合わせた実質的株主還元のバリューはかなり高いと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
2016年3月期については、8.86円を予想している。
これは2015年3月の新株予約権発行に伴う希薄化(最大93万株、約11%)を考慮した上で、公約配当性向30%を当てはめて導かれたものだ。
9月末時点の株式発行数は15万株にとどまっている。
一方で、前述のように今通期決算が会社予想に対して未達となるリスクもある。
仮に未達となった場合には配当金が予想を下回る可能性が出てくる。
弊社では、業績未達となった場合でも、新株発行が進まない(すなわち希薄化が進まない)ことである程度相殺され、期初予想の8.86円に近い配当金となると見ている。
同社はまた、株主優待制度も設けている。
株主優待は、最低取引単位である100株の保有から権利が得られるほか、今回、1,000株以上の保有者向けの枠を新設した。
権利確定は年2回(3月末、9月末)としており、より株主優待を得られやすくなっている。
内容も、従来からの施設利用券に加えて健康コーポレーションの商品が加えられ、選択肢の幅が広がっている。
配当金と合わせた実質的株主還元のバリューはかなり高いと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)