13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・上値を買い上がる需給は期待しづらい ・ドル・円は108円77銭付近、ドル弱含み、日本株にらみの展開 ・ベネッセ、日本電産など5社のレーティング格下げ ■上値を買い上がる需給は期待しづらい 日経平均は反落。
179.70円安の16466.64円(出来高概算13億株)で前場の取引を終えている。
日経平均は16800円を回復して始まった。
米国市場はまちまちであったが、オプションSQに絡んだインデックス買いが影響したとみられる。
ただ、これにより寄付きが高値となり、その後は下げに転じると、下落幅は一時200円を超える場面もみせている。
この流れにより為替相場は1ドル108円85銭辺りと、やや円高に振れている。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。
セクターでは鉱業、その他金融、ゴム製品、非鉄金属、証券、金属、情報通信の弱さが目立つ。
一方で上昇は、その他製品のみだった。
オプションSQに絡んだ商いが、大幅な買い越しとなったことが想定外となった。
日経平均は16800円を回復して始まったものの、決算ピークとなる中では、さらに上値を買い上がる需給は期待しづらいところである。
SQに絡んだ需給が通過してしまえば、週末要因もあって方向感が掴みづらい。
また、チャート形状では一目均衡表の雲を上放れて始まったものの、その後は雲上限を割り込んできており、雲下限に接近している。
薄い雲であるため再び雲を上放れてくる可能性があるが、来週にはこの雲がねじれを起こしてくるため、トレンドを見極めたいところであろう。
もっとも、決算が通過することから、次第にアク抜けを意識した見直しの流れに向かう可能性はある。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は108円77銭付近、ドル弱含み、日本株にらみの展開 13日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となった。
前日に続き日経平均株価に連動した値動き。
ドル・円は、日経平均株価のマイナス圏転落を受け109円14銭から一時108円73銭まで値を下げた。
前日に続き、材料難のなか消去法的に株価が手がかりとなった。
ただ、108円台後半のドル買い意欲は残されており、ドルの下値は堅そうだ。
足元では、中国本土株はプラス圏で推移しているものの不安定な値動きで、ドル買い材料にはなりにくい。
一方で、ランチタイムの日経平均先物は下げ渋っており、ドルは午後の取引でも下値の堅い値動きとなろう。
ここまでドル・円は108円73銭から109円14銭、ユーロ・ドルは1.1367ドルから1.1380ドル、ユーロ・円は123円70銭から124円13銭で推移した。
12時26分時点のドル・円は108円77銭、ユーロ・円は123円73銭、ポンド・円は157円03銭、豪ドル・円は79円44銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値下がり寄与トップはKDDI (T:9433)、2位はソフトバンクG (T:9984)、2銘柄で日経平均を約50円押し下げ ・ベネッセ (T:9783)、日本電産 (T:6594)など5社のレーティング格下げ ・菅官房長官「日米首脳会談の日程は決定していない」 ☆後場の注目スケジュール☆ ・12:30 黒田日銀総裁講演 ・13:30 3月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.2%、2月:-0.1%) <海外> ・15:00 独・1-3月期GDP速報値(前年比予想:+1.2%、10-12月期:+2.1%) ・15:00 独・4月消費者物価指数改定値(前年比予想:-0.1%、速報値:+0.1%) <WA>
・上値を買い上がる需給は期待しづらい ・ドル・円は108円77銭付近、ドル弱含み、日本株にらみの展開 ・ベネッセ、日本電産など5社のレーティング格下げ ■上値を買い上がる需給は期待しづらい 日経平均は反落。
179.70円安の16466.64円(出来高概算13億株)で前場の取引を終えている。
日経平均は16800円を回復して始まった。
米国市場はまちまちであったが、オプションSQに絡んだインデックス買いが影響したとみられる。
ただ、これにより寄付きが高値となり、その後は下げに転じると、下落幅は一時200円を超える場面もみせている。
この流れにより為替相場は1ドル108円85銭辺りと、やや円高に振れている。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。
セクターでは鉱業、その他金融、ゴム製品、非鉄金属、証券、金属、情報通信の弱さが目立つ。
一方で上昇は、その他製品のみだった。
オプションSQに絡んだ商いが、大幅な買い越しとなったことが想定外となった。
日経平均は16800円を回復して始まったものの、決算ピークとなる中では、さらに上値を買い上がる需給は期待しづらいところである。
SQに絡んだ需給が通過してしまえば、週末要因もあって方向感が掴みづらい。
また、チャート形状では一目均衡表の雲を上放れて始まったものの、その後は雲上限を割り込んできており、雲下限に接近している。
薄い雲であるため再び雲を上放れてくる可能性があるが、来週にはこの雲がねじれを起こしてくるため、トレンドを見極めたいところであろう。
もっとも、決算が通過することから、次第にアク抜けを意識した見直しの流れに向かう可能性はある。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は108円77銭付近、ドル弱含み、日本株にらみの展開 13日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となった。
前日に続き日経平均株価に連動した値動き。
ドル・円は、日経平均株価のマイナス圏転落を受け109円14銭から一時108円73銭まで値を下げた。
前日に続き、材料難のなか消去法的に株価が手がかりとなった。
ただ、108円台後半のドル買い意欲は残されており、ドルの下値は堅そうだ。
足元では、中国本土株はプラス圏で推移しているものの不安定な値動きで、ドル買い材料にはなりにくい。
一方で、ランチタイムの日経平均先物は下げ渋っており、ドルは午後の取引でも下値の堅い値動きとなろう。
ここまでドル・円は108円73銭から109円14銭、ユーロ・ドルは1.1367ドルから1.1380ドル、ユーロ・円は123円70銭から124円13銭で推移した。
12時26分時点のドル・円は108円77銭、ユーロ・円は123円73銭、ポンド・円は157円03銭、豪ドル・円は79円44銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値下がり寄与トップはKDDI (T:9433)、2位はソフトバンクG (T:9984)、2銘柄で日経平均を約50円押し下げ ・ベネッセ (T:9783)、日本電産 (T:6594)など5社のレーティング格下げ ・菅官房長官「日米首脳会談の日程は決定していない」 ☆後場の注目スケジュール☆ ・12:30 黒田日銀総裁講演 ・13:30 3月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.2%、2月:-0.1%) <海外> ・15:00 独・1-3月期GDP速報値(前年比予想:+1.2%、10-12月期:+2.1%) ・15:00 独・4月消費者物価指数改定値(前年比予想:-0.1%、速報値:+0.1%) <WA>