(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6002.92(‐21.11)
前営業日終値 6024.03( +6.49)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7431.19(‐8.25)
前営業日終値 7439.44(‐3.52)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3961.34(‐17.49)
前営業日終値 3978.83(‐24.28)
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<ロンドン株式市場> 9日ぶりに反落。欧州における債務危機の拡大懸念に加え、中
国人民銀行(中央銀行)の利上げによる需要見通し不安を嫌気した。
チャールス・スタンレーのテクニカルアナリスト、ビル・マクナマラ氏は、FT100
種総合株価指数の値下がりは小規模であり、これまでの値上がりが必ずしも終了したわけ
ではないと述べた。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが5日、ポルトガル国債の格付け
を投機的等級に引き下げたことから銀行株<.FTNMX8350>が売られた。ロイヤル・バンク・
オブ・スコットランド(RBS)
安となった。
<欧州株式市場> 下落。ムーディーズ・インベスターズ・サービスが5日、ポルトガ
ル国債の格付けを投機的等級に引き下げたことから、ユーロ圏の債務危機懸念が広がった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.48ポイント(0.31%)安
の1118.75と、8営業日ぶりに下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.88ポイント(0.63%)安
の2832.63。
欧州中央銀行(ECB)が7日の理事会で追加利上げに踏み切るとみられているが、そ
うなればユーロ圏周辺国の債務負担が増大することになる。
HSBCの欧州・米国株式戦略部門を統括するピーター・サリバン氏は「株価の水準は
上昇余地が大きいことを意味している」としながらも、マクロ的な要因により圧迫されて
いると指摘。「実際に株価が値上がりするとみているが、その道のりは平坦ではないだろ
う」と語った。
銀行株、特にポルトガルの銀行と、ユーロ圏周辺国へのエクスポージャーが大きい銀行
が値を下げた。ポルトガルのミレニアムBCP
ディト
ぞれ値下がりした。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は全セクターで一番値を下げ1.7%安。ト
ムソンロイター・ユーロ圏周辺国指数<.TRXFLDPIPU>は2.9%低下した。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は3.
3%上昇した。
[東京 7日 ロイター]