(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5752.81(‐90.85)
前営業日終値 5843.66(‐3.29)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7107.92(‐112.20)
前営業日終値 7220.12(+5.38)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3650.71(‐75.88)
前営業日終値 3726.59(‐24.64)
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<ロンドン株式市場> 急落して終了した。前週末に公表された欧州の銀行ストレステ
スト(健全性審査)の結果が信頼性を欠くとの見方に加え、米議会で法定債務上限引き上
げに関する合意が期限までに得られず米国が事実上のデフォルトの陥るとの懸念が重しと
なった。
銀行ストレステストの結果に対する不信感から銀行株が売られ、銀行株指数
<.FTNMX8350>は2年ぶりの低水準を付けた。ロイズ
それぞれ下落した。
ウエストハウス証券のトレーディング部門責任者、マーティン・ドブソン氏は「銀行ス
トレステストはソブリン債のデフォルト(の可能性)を考慮していない」と指摘。実際に
デフォルトが発生した場合に各行の健全性が試されることになることから、同氏は今回の
ストレステストは「まったく何も証明したことになっていない」としている。
<欧州株式市場> 続落。前週末に結果が発表された欧州の銀行ストレステスト(健全
性審査)が現実的な内容ではないとの懸念に加え、今週21日に開催されるユーロ圏首脳
会議でギリシャ第2次支援策について合意できないとの不安が重しとなり、銀行株を中心
に売りが膨らんだ。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は18.94
ポイント(1.74%)安の1067.96。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は53.02ポイント(1.98%)安の
2622.36。
ギリシャ国債を多く保有する仏銀と独銀が売られ、ソシエテ・ジェネラル
NPパリバ
TOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は3.2%安。
ギリシャ第2次支援をめぐっては、民間関与について依然として合意が得られておらず、
支援が実現しないのではと危惧されている。
また、アナリストはストレステストについて、ギリシャがデフォルト(債務不履行)し
た際の影響を考慮しておらず、長期的なリセッション(景気後退)に対する銀行の対応力
を見極めるシナリオが示されただけと懸念している。
ユーロSTOXX50のボラティリティ指数<.V2TX>は10.3%上昇し、終値で3月以
来の高水準となった。 指数の上昇は、リスク資産への買い意欲が減退していることを示
す。
イタリアの銀行株の下げがきつく、インテサ・サンパオロ
ウニクレディト
[東京 19日 ロイター]