上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
大引け 2794.205 2.778安 993.7億元(上海A株)
高値 2817.285
安値 2779.381
前場終値 2785.621 11.362安 545.9億元(上海A株)
寄り付き 2810.436 13.453高
前営業日終値 2796.983 19.705安 1097.6億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
大引け 22003.69 101.29高 668.2億香港ドル
高値 22088.24
安値 21871.96
前場終値 21924.34 21.94高 320.6億香港ドル
寄り付き 22072.89 170.49高
前営業日終値 21902.40 97.65高 611.0億香港ドル
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[香港/上海 20日 ロイター] 中国株式市場は3営業日続落して引けた。地方政
府の債務問題や世界的な景気先行き不透明感をめぐる懸念を背景に資源株が安い。
上海総合指数<.SSEC>の終値は2.778ポイント(0.10%)安の
2794.205。心理的に重要な節目である2800の水準を割り込んだ。同指数は前
日も0.7%下落していた。
地方政府の債務問題に関する報道が相次いでいることを受け、市場では、国有企業・銀
行が増資を実施するのではないかとの懸念も浮上している。
中国招商銀行<3968.HK>は18日、資本増強のため、香港と上海で株主割当増資を実施
し、最大350億元(54億ドル)を調達することを明らかにした。
石炭株も下落。国内価格の伸び悩みを受けて、山西焦化<600740.SS>が2.4%下げた。
香港株式市場は続伸。金融株とエネルギー関連株が軟調となり、香港市場は他のアジア
市場をアンダーパフォームしたものの、中国の携帯電話最大手、中国移動(チャイナ・モ
バイル)<0941.HK>が上昇を支えた。
ハンセン指数<.HSI>の終値は101.29ポイント(0.46%)高の
2万2003.69。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>の終値は85.71ポイント(0.70
%)高の1万2382.67。
香港と中国市場はこの日、他のアジア市場をアンダーパフォームした。日本、韓国、台
湾など大規模なハイテクセクターを持つ市場は、米アップル
昇。香港と中国市場における金融およびエネルギー関連銘柄の比重の大きさが浮き彫りに
なった。
中国海洋石油(CNOOC)<0883.HK>は高寄り後に下落。ノムラが、生産量の減少を
理由に投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気された。中国海
洋石油の株価は3%超下落し、ハンセン指数を最も押し下げた。出来高は30日平均の3
倍近くとなった。
中国の産金大手、紫金鉱業<2899.HK>は6%近く下落し、ここ1年で最大の下げを記録。
出来高は30日平均の13倍以上に膨らんだ。
IFRの20日の報道によると、紫金鉱業の一株主が、同社株3億3800万株をディ
スカウントした水準で売却し、約14億7000万香港ドル(1億8900万米ドル)を
調達した。紫金鉱業の株価は20日に急落するまで、主に金相場
6月中旬につけた年初来安値から24%超上昇していた。