債券先物は150円台半ばで推移し、もみ合う展開か／債券・金利 今日のポイント 2018年02月13日（火曜日）−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先：03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *08:06JST 債券先物は150円台半ばで推移し、もみ合う展開か
＜円債市場＞ 9日 債券先物3月限終値：150円50銭 レンジ：150円47銭-56銭 26311枚
本日13日の債券先物3月限は150円台半ばで推移し、もみ合う展開となりそうだ。 欧米株高を意識して安全逃避的な債券買いはやや縮小するとみられる。日本銀行の 黒田総裁続投については想定内の動きとみられており、債券市場への影響は限定的 とみられる。現物債の取引では、欧米株高を意識して長期債の気配が相対的にやや 甘くなるとみられる。
・債券先物3月限想定レンジ：150円40銭-60銭 10年債利回り：0.06％-0.07％
＜米国債概況＞ 12日の米国長期債相場はもみ合い。米国株式は大幅続伸となり、安全逃避的な債券買いは やや縮小したが、利回りの絶対水準を重視する投資家の買いが多少入ったことや、インフ レ加速に対する警戒感はやや低下していることが長期債などの利回り水準の上昇を抑える 要因となった。市場関係者の間からは「1月の消費者物価指数や小売売上高の数字を確認し たい」、「米長期金利の軌道が定まっているとは言えない」との声が聞かれている。
カーブは一部年限を除いてフラットニング。2年-10年は77.90bp、5年-30年は58.35bp近 辺で引けた。2年債利回りは2.08％(前日比：+1bp)、10年債利回りは2.86％(同比：0bp)、3 0年債利回りは3.14％(同比：-2bp)で取引を終えた。
本日の主要政治・経済イベント
＜国内＞ ・08:50 1月企業物価指数（前年比予想：+2.7％、12月：+3.1％）
＜海外＞ ・18:30 南ア・10-12月期失業率（7-9月期：27.7％） ・18:30 英・1月消費者物価指数（前年比予想：+2.9％、12月：+3.0％） ・18:30 英・1月生産者物価指数・産出（前年比予想：+3.0％、12月：+3.3％） ・22:00 メスター米クリーブランド連銀総裁が討論会参加（経済見通し関連） ・インド、ブラジル休場 《MK》