5日線が支持線に変わるかを見極め/日経225・本日の想定レンジ 2018年02月16日(金曜日)−株式会社フィスコ 担当 村瀬 智一 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
本日の想定レンジ *09:01JST 5日線が支持線に変わるかを見極め 15日のNY市場は上昇。1月生産者物価指数(PPI)が前月より増加し、利上げ加速への 警戒感から一時下落する場面もあったが、複数の主要企業決算が好感され堅調推移と なった。ダウ平均は306.88ドル高の25200.37、ナスダックは112.81ポイント高の7256. 43。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の21475円。 米株高の流れを受けて買いが先行しよう。その後は5日線を明確に支持線に変えてく るかを見極めたいところであろう。昨日は前日に一時200日線を下回ったこともあり、 いったん自律反発の流れとなった。ただし、上値抵抗として意識されている5日線では 強弱感が対立しており、一時21500円を回復する局面もみられたが、明確に上放れるま では行かなかった。 ただし、ボリンジャーバンドではバンドが拡大傾向にあるなかで、上値を抑えられ ていた-2σは上回ってきている。そのため22000円辺りに位置する-1σ処を試す可能性 が出てきたとみられる。一目均衡表では同水準に位置する転換線が目先的なターゲッ トになろう。この水準までリバウンドをみせられると、パラボリックのSAR値にタッチ する格好となり、陽転シグナルを発生させてくる。 週足では26週線レベルになるため、22000円処が転換レベルといったところであろ う。もっとも、明確なボトム形成の確認には同水準を超えてくる必要があるため、200 日線をボトムと決めるのは時期尚早であり、52週線レベルまでの調整は覚悟しておく 必要もある。5日線が支持線に変わると、22000円処が意識されそうだ。21400-21800円 のレンジを想定。
予想レンジ
上限 21800円−下限 21400円 《TM》