債券先物は150円台後半で推移し、やや上げ渋る展開か/債券・金利 今日のポイント 2018年02月26日(月曜日)−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *07:14JST 債券先物は150円台後半で推移し、やや上げ渋る展開か
<円債市場> 23日 債券先物3月限終値:150円89銭 レンジ:150円89銭-97銭 24833枚
本日26日の債券先物3月限は150円台後半で推移し、やや上げ渋る展開となりそうだ。 為替相場はやや円安方向に振れていることや株高が予想されていることから、債券 先物の上昇は一服するとみられる。現物債の取引では長期債の気配が相対的にやや 甘くなりそうだ。
・債券先物3月限想定レンジ:150円75銭-95銭 10年債利回り:0.045%-0.055%
<米国債概況> 23日の米国長期債相場は続伸。月末に絡んだポートフォリオ・リバランス化に伴う買い が長期ゾーンなどに入ったことが要因。米国株は大幅続伸となったが、長期金利低下の影 響もあるとみられており、債券市場では特に意識されなかったようだ。市場関係者の間で は来週前半にかけてデュレーション調整に絡んだ買いが増える可能性があるとの見方が広 がっている。
また、一部の市場参加者は「今月28日に行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエ ル議長の議会証言でタカ派寄りの見解が表明されなかった場合、米国債をアンダーウエー トにしていた投資家が長期債などを買い増す可能性がある」と指摘しており、FRB議長の議 会証言を控えて債券利回りの上昇は全般的に抑制されている。
カーブは短・中期、短・長期間などでフラットニング。2年-10年は62.40bp近辺、5年-30 年は53.45bp近辺で引けた。2年債利回りは2.24%(前日比:−1bp)、10年債利回りは2.87% (同比:−5bp)、30年債利回りは3.15%(同比:−6bp)で取引を終えた。
本日の主要政治・経済イベント
<国内> ・14:00 12月景気動向指数・先行改定値(速報値:107.9)
<海外> ・18:30 英・1月銀行協会住宅ローン承認件数(12月:36115件) ・22:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米国経済と金融政策) ・22:30 米・1月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.25、12月:0.27) ・24:00 米・1月新築住宅販売件数(予想:65.0万戸、12月:62.5万戸) ・24:30 米・2月ダラス連銀製造業活動指数(予想:30.0、1月:33.4) ・05:15 クオールズ米FRB副議長が経済会合出席 《MK》