(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4140.23(‐46.77)
前営業日終値 4187.00(‐ 7.91)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 4572.65(‐25.54)
前営業日終値 4598.19(‐53.63)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3009.71(‐38.86)
前営業日終値 3048.57(‐33.59)
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<ロンドン株式市場> 3日続落。銀行・石油・鉱山株が売られ、ディフェンシブ株の
若干の上げを打ち消した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は2カ月超ぶりの安値で引けた。
ETXキャピタルのシニア株式トレーダー、マーク・プリースト氏は「米国に方向性を
探っているが、何も得られていない。現時点のトレンドは残念ながら明らかに下向きだ。
IMFが(世界経済は)景気後退から脱しつつあると指摘したものの、市場は納得してい
ない」と述べた。
銀行株は、IMFの世界経済見通し修正やダーリング英財務相が今週発表を予定してい
る金融規制改革案に圧迫された。同相は金融危機再発防止に向け、金融機関への規制厳格
化および当局の調査権限強化を盛り込んだ改革案を発表する方針。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
HSBC
た。
米原油先物
ギー関連株が売られた。
BP
エナジー
タロー・オイルは、原油価格の下落を背景に上期の売上高が23%減少するとの見通し
を示したことが嫌気された。
鉱山株はまちまちな金属価格を背景に下落。景気後退からの完全な回復への道のりは依
然遠い、との南アフリカのシャバング鉱業・エネルギー相の発言も圧迫材料となった。
フレスニロ
タ
ディフェンシブ銘柄の医薬品株は逆行高。グラクソ・スミスクライン
%上昇した。
携帯電話大手ボーダフォン
めぐり、ドイツテレコム
<欧州株式市場> 5営業日続落し10週間ぶり安値をつけた。さえない経済指標など
景気回復が速やかに進まないことを示す兆しが強まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.24ポイント(1.12%)安
の817.12。出来高は90日平均水準の80%程度だった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は29.57ポイント(1.27%)安
の2291.33。
金融株の下げが目立った。HSBC
ガル・アンド・ジェネラル
主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)の声明草案で、主要8カ国(G8)は、世界経
済は依然として「かなりのリスク」に直面しており、一段の支援が必要になる可能性があ
るとの認識を示した。
国際通貨基金(IMF)も2009・10年世界経済見通しを修正し、世界経済につい
て、景気後退から脱しつつあるものの回復は緩慢なものとなり、各国政府の政策は引き続
き当面景気を下支えるものでなければならないとの見解を示した。
欧州連合(EU)統計局が8日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)
伸び率改定値は前年比マイナス4.9%となり、市場予想のマイナス4.8%を下回った。
自動車株が軟調だった。ルノー
ダイムラー
米原油価格
金属価格にともない鉱山株が売られた。エクストラータ
ン
アルセロールミタル
景気の早期回復をめぐり懐疑的な見方が強まるなか、医薬品・通信・公益事業などのデ
ィフェンシブ銘柄には買いが入った。
医薬品株ではグラクソ・スミスクライン
英携帯電話ボーダフォン
[東京 9日 ロイター]