[シドニー 21日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは21日、アジア太平洋地域の上級顧問にオーストラリアのフライデンバーグ前財務相を起用した。
フライデンバーグ氏は5月の総選挙で落選していた。
ゴールドマン・サックス・オーストラリアのサイモン・ロザリー最高経営責任者(CEO)はロイターに「当社の法人・機関投資家向け事業やファミリーオフィスの顧客にとって、最大の懸念は経済だ」とし「(フライデンバーグ氏は)オーストラリアが世界で最も良好な状態でパンデミックを乗り切れるよう支援した。ビジネス界で高く評価され信頼されており、それが魅力だ」と述べた。
フライデンバーグ氏は2010年に議員に当選。18年8月に財務相に指名された。ハワード元首相の上級顧問を務めたほか、ドイツ銀行のグローバル・バンキング部門でディレクターを務めた経歴もある。