*この記事は8日に配信しました。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4731.56(+41.03)
前営業日終値 4690.53(+43.40)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5458.96(+88.98)
前営業日終値 5369.98(+16.97)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3521.14(+43.31)
前営業日終値 3477.83(+19.30)
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<ロンドン株式市場> 続伸し、10カ月ぶりの高値で引けた。この日発表された7月
の米雇用統計で非農業部門雇用者数の減少幅が予想を大幅に下回ったことを背景に、経済
が回復に向かっているとの楽観的な見方が強まった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値ベースで2008年10月7日以来の高水準
となった。また一時、4743.62に上昇し、ザラ場の年初来最高値を更新した。
週足では2.7%高。週間ベースで4週連続の上昇となった。
米労働省が発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が24万7000人減とな
り、ロイターがまとめたアナリスト予想の32万人減を大きく下回った。
石油株が上昇し相場を支援した。米原油先物
り、6週間ぶりの高値をつけた。
BGグループ
上昇した。
レッドメイン・ベントレーのポートフォリオサービス部門を統括するティム・ホワイト
ヘッド氏は、今回の非農業部門雇用者数が相場の押し上げ材料となったとした上で、勢い
が減速するにつれ向こう数週間にかけて一部利食い売りが見られる可能性を指摘した。
銀行株の一角に売りが出た。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
「低調な」業績が続くとの見通しを示した。
ロイズ・バンキング・グループ
スタンダード・チャータード銀行(スタンチャート)
は0.7―3.1%値を上げた。
鉱山株は軟調。ユーラシアン・ ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
グロ・アメリカン
<欧州株式市場> 続伸。指数は約9カ月ぶり高値で引けた。一時下落する場面もみら
れたものの、底堅い7月米雇用統計を受けて買いが戻った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は11.89ポイント(1.27%)
高の950.38。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は44.21ポイント(1.66%)高
の2706.22。
ディフェンシブ株の一角として朝方から堅調だった通信株が引けにかけて一段高の展開。
フランス・テレコム
トラル」から「オーバーウエート」に引き上げたことを好感した。テレフォニカ
やドイツ・テレコム
BGCパートナーズ(ロンドン)のシニア・パートナー、デビッド・ブイク氏は「米雇
用統計が非常に心地よいサプライズとなり相場を押し上げた」と指摘した。ただ今回の統
計でドルが上昇し、反対に原油が値下がりすることになれば、来週の相場は調整を迎える
可能性もあるとした。
朝方相場を大きく圧迫していた金融株は、引けにかけておおむね上昇に転じた。BNP
パリバ
銀行
原油価格が0.4%安で推移する一方、エネルギー株はおおむね堅調。レプソル
[東京 8日 ロイター]