こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
4/11付の「DailyOutlook」では、REIT市場について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『足元で東証REIT指数が売りに押されている。
同指数は3月27日に年初来高値を付けて16年6月以来となる1,900pt台を回復後、昨日まで3%強押し戻された。
米長期金利が上昇に転じたこともあるが、新年度入りのタイミングで地方銀行などの金融機関が利益を確定する動き、いわゆる「益出し」の売りが相当程度のインパクトを与えたと考えられる』と伝えています。
続けて、しかし、より大局的に見ると、現状はグローバルREIT市場に追い風であるとの見方を示し、『年初以降、欧米の金融当局が緩和的な金融政策スタンスを相次いで打ち出したことで、先行きの金利上昇シナリオが後退し、長期金利が3月末にかけて世界的に低下したことが背景にある。
4月に入り長期金利はやや持ち直しの動きにあるが、グローバルREIT指数は相対的に堅調を維持。
先行きの金利低下局面を見込んで利回りを追求する資金が引き続きREIT市場に流入している。
こうした動きに鑑みれば、日本のJ-REIT市場も、「益出し」が落ち着くに従って、再度上昇基調に回帰すると見込まれる』と分析しています。
さらに、『弊社では、2019年のターゲット東証REIT指数は2,000ptを想定している。
現在のJ-REIT市場は、低金利環境が継続する中で、稼働率や賃料の上昇といった内部成長が見込める好環境にあり、引き続き堅調に推移するとみている。
更には、内部成長に加えて、良質な条件で新規に不動産を取得することによる外部成長が合わさることで、同ターゲット2,200ptへの到達も視野に入ってこよう』とまとめています。
最後にレポートでは、『日本と世界のREIT指数の推移』を紹介しています。
詳しくは4/11付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜