サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

中国で炭そ菌ヒト感染、100人以上=ロシアメディア

発行済 2018-08-23 18:07
更新済 2018-08-23 18:20
中国で炭そ菌ヒト感染、100人以上=ロシアメディア

中国本土では炭そ菌が今年初めから流行しており、少なくとも100人余りが感染しているという。
ロシアのメディアによると、ロシアは中国からの出入国の監視を強化している。


ロシア極東ビロビジャンの地元紙によると、内モンゴルと黒龍江省では、少なくとも106人が炭そ菌の感染により治療を受けていると報じた。
中国共産党政府は、流行に関する全国的な警告を発表していない。


ロシア極東ユダヤ自治州の防疫担当部長は、中国から生きたままで輸送される家畜はないが、中国輸入の精肉製品には最も厳格な防疫検査を行っているという。


ロシアの獣医、家畜防疫当局や税関もまた、中国からロシアに蔓延することを防ぐため、飼料を含む畜産関係の輸入品に対して特別検査を行っている。
同消費者保護と公衆衛生監督局は、中国の炭そ菌の流行発生で死亡例もあると警告を発している。


日本の農業食品産業技術総合研究機構・動物衛生研究所によると、炭そ菌感染症は、土壌菌である炭そ菌によって引き起こされる人獣共通感染症。
牛、馬、羊などの草食動物は、早期に急性敗血症で死亡する。
ヒト、豚や犬は比較的抵抗性がある。


日本では、1983年に炭そ菌による死者が1人、1994年の感染者2人をそれぞれ最後に報告されていない。


ヒトへの感染の場合、9割の患者は皮膚炭そで、水泡から黒色のかさぶたになる。
8割は自然治癒するが、2割はリンパ節や血液をめぐって敗血症になる恐れがある。
主に畜産業や獣医など動物に触れる機会の多い業界関係者の感染例が報告されている。
人から人へ感染したという症例がこれまでないものの、皮膚炭そからは傷口からヒトに感染する危険性もあ

ヒトの炭そ菌感染例は今年春から中国本土で報告されている。
4月11日から13日にかけて寧夏海原県の村で皮膚炭そ発生が報告され、1人が死亡した。
当局は村の家畜市場を閉鎖し、炭そ菌の流行を防いでいると発表したが、ネットでは、近隣地域にも感染が広がっているとの未確認情報が出回っている。


国営・中国新聞によると8月初旬には黒龍江省佳木斯市で14人の感染が確認された。
現地住民によると、感染した養豚業従事者の手足には水泡ができており、皮膚炭そと考えられている。


また、8月14日にも内モンゴル自治区通遼科尓沁区大林鎮勝利村で、牛からヒトへの皮膚炭そ感染が確認されたという。
同村では牛が29頭炭そ菌の感染により死亡し、焼却処分された。


(編集・佐渡道世)



【ニュース提供・大紀元】


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます