[東京 8日 ロイター] - 安倍晋三首相は8日午後の衆院代表質問で、消費税廃止について「まったく考えていない」と述べた。消費税は逆進性が高く廃止すべきと質問した共産党の志位和夫委員長への答弁。
これまでの消費税率引き上げについて、「誤りであったとは考えていない」としつつ、2014年の前回増税時は「駆け込みなど需要変動への対策が必ずしも十分でなかった」との見解を示した。今回の増税には、これを踏まえて対策を講じたと説明した。
また、安倍首相は国民民主党の泉健太氏から消費税率を10%以上に引き上げる必要性を問われ、「経済再生と財政健全化に一体的に取り組むことで今後10年は不要ではないか」と答えた。
(竹本能文※) OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20191008T073617+0000