[ワシントン 25日 ロイター] - 米財務省が25日発表した2019会計年度(18年10月から)の財政収支は、赤字額が9840億ドルとなり、前年度の7790億ドルから拡大して7年ぶりの高水準になった。税収が増える一方、歳出や国債の利払い費がかさんだ。
赤字額は対国内総生産(GDP)比で4.6%と、前年度の3.8%から拡大した。内訳では歳入が4%増の3兆5000億ドル、歳出が8.2%増の4兆4000億ドルだった。
昨年実施した大型減税の影響で法人税の税収が短期的に縮小した。法人税の税収は年度末までに5%増。また中国に対する報復関税などで関税収入が70%増加した。歳出では国防費や医療・社会保障関連費が拡大。借り入れ増に伴い国債の利払い費も増えた。
単月では9月の財政収支が830億ドルの黒字となった。黒字額は前年同月比31%縮小した。
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