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NY市場サマリー(20日)

発行済 2019-12-21 07:48
更新済 2019-12-21 07:53
NY市場サマリー(20日)

[20日 ロイター] - <為替> ドルが上昇。底堅い米指標を受け、短期的な米利下げの公算は小さいとの見方が広がった。週間では11月初旬以来の大幅な伸びを記録した。

朝方発表された第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比2.1%増だった。改定値から変わらず、市場予想と一致した。個人消費は改定値から上方改定された。[nL4N28U40O]

11月の米個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.4%増と底堅く伸び、予想と一致した[nL4N28U3SG]。週内に発表された他の米指標も住宅市場に弾みがついている兆候や製造業活動の安定化を示唆した。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのアナリストは、GDPと個人消費支出が「2020年も米経済の力強さが継続する

ことを示唆した」と指摘し、「米連邦準備理事会(FRB)が短期的に追加利下げを休止するとの見方が高まった」と述べた。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.35%高の97.724。週間では0.56%上昇した。

年末年始を前に薄商いとなる中、ドルは対ユーロ、円で上昇。ユーロ/ドルは0.43%安の1.107ドル、ドル/円は0.11%高の109.48円。

一方、ポンドは対ドル、ユーロで上昇。ポンド/ドルは0.03%高の1.301ドル、ユーロ/ポンドは0.48%安の0.851ペンス。ただ週間では、ポンドは対ドルで約2年ぶり、対ユーロでも2017年7月以来の大幅な下げを記録した。

<債券> 国債利回りが小幅に上昇した。比較的堅調な米経済指標を受けた。

10年債利回りは午後の取引で1.9153%と上昇幅は1ベーシスポイント(bp)未満となった。一時1.947%を付けた。

米商務省がこの日発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増だった。改定値から変わらず、市場予想と一致した。[nL4N28U40O]

エバーコアISIのマクロリサーチアナリスト、スタン・シプリー氏はGDP確報値について、持続的な経済成長が示されたと指摘。「株価や原油価格が上昇している。リセッション(景気後退)懸念を背景に数カ月前は非常に保守的だった資産配分が変更されている」と述べた。

S&P総合500種はこの日、7営業日連続で取引時間中の最高値を更新。米中通商摩擦が解消するとの楽観的な見方が続いているほか、堅調な米個人消費がセンチメントの改善につながった。

米商務省が発表した11月の個人消費支出(季節調整済み)は市場予想と一致。伸び率は10月を上回った。[nL4N28U3SG]また電力設備など住宅以外のインフラ投資も上方改定された。

2年債利回りは午後の取引で1.6294%。上昇幅は1bp未満だった。

<株式> 株価が最高値を更新して取引を終えた。米中通商協議を巡る楽観的な見方が継続する中、米個人消費支出が堅調に伸びたことが押し上げ要因となった。

商務省がこの日に発表した11月の個人消費支出(季節調整済み)は、前月比0.4%増と底堅く伸び、市場予想と一致した。[nL4N28U3SG]このほかこの日はトランプ米大統領が中国の習近平国家主席と通商面や香港および北朝鮮の問題について協議し、「前進した」と述べた。[nL4N28U3YI]

S&P総合500種は7営業日連続で取引時間中としての最高値を更新。2017年10月以来最長となった。ナスダック総合は8営業日連続で上昇した。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツ(サウスカロライナ州)の最高投資責任者(CIO)、ウォルター・トッド氏は「毎年この時期は市場は追い風を受ける」とし、「今から年末までの間に、現在の市場の方向性を変えるようなものは何もない」と述べた。

週足ではS&P総合500種が1.7%上昇。4週間連続での上昇となり、週間としての上昇は9月上旬以来の大きさとなった。

この日はオプションや先物の決済日が重なるクアドルプル・ウィッチングにあたったこともあり、出来高は約115億3000万株と年初来最大となった。

個別銘柄では、スポーツ用品大手ナイキが1.2%安。前日発表の第2・四半期(11月30日終了)決算は、全体の売上高と利益は市場予想を上回ったものの、最大市場の北米の売上高が予想に届かなかった。[nL4N28T4MZ]

クルーズ運航世界最大手のカーニバルは7.6%高。2020年の利益見通しが市場予想をおおむね上回ったことが好感された。

鉄鋼大手USスチールは10.8%安。第4・四半期の損失見通しが予想を上回ったことが嫌気された。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.60対1の比率で上回った。ナスダックでも1.39対1で値上がり銘柄数が多かった。

<金先物> ドル高・ユーロ安に伴う割高感などに押され、小反落した。中心限月2月物の清 算値は、前日比3.50ドル(0.24%)安の1オンス=1480.90ドル。 外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇。ドル建てで取引される金に割高感が生じた。 また、米株相場が寄り付き直後に史上最高値を更新。リスク選好ムードの中で安全資産と される金の需要が減退した。

<米原油先物> 利益確定の売りや対ユーロでのドル高を背景とした売りに押され、反落した。こ の日から新たに中心限月となった米国産標準油種WTIの2月物の清算値は前日比0.7 4ドル(1.21%)安の1バレル=60.44ドルだった。3月物は0.63ドル安の 60.25ドルとなった。

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