中国が推し進める「一帯一路」構想は、習近平国家主席が2013年に提起して以降拡大を続け、現在ではアジア、アフリカ、欧州にまたがる広大な経済圏構想に発展した。沿線国家・地域は100以上に上るといわれるが、その中の一つであるミャンマーは、雲南省やチベット自治区の一部と国境を接し、中国西南部からインドシナ半島を経てインド洋に抜けるルート上に位置し、中国にとって地政学上重要な拠点である。
中国が推し進める「一帯一路」構想は、習近平国家主席が2013年に提起して以降拡大を続け、現在ではアジア、アフリカ、欧州にまたがる広大な経済圏構想に発展した。沿線国家・地域は100以上に上るといわれるが、その中の一つであるミャンマーは、雲南省やチベット自治区の一部と国境を接し、中国西南部からインドシナ半島を経てインド洋に抜けるルート上に位置し、中国にとって地政学上重要な拠点である。