[ロンドン 19日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比1.8%と、6カ月ぶりの高水準となった。
ロイターがまとめた市場予想の1.6%を上回り、中銀の目標である2%に近いづいた。昨年12月は1.3%だった。
ガソリン価格が上昇したほか、航空運賃の下落率が通常の水準を下回った。
燃料価格は前年比4.7%上昇と、2018年11月以来の大幅な上昇となった。
コアインフレ率(エネルギー、燃料、アルコール、たばこを除く)は1.6%。昨年12月は1.4%だった。
同時に発表となった1月の英生産者物価指数(PPI)は、CPIの上昇圧力が一段と高まっていることを示唆する内容となった。
1月のPPI投入指数は前年比2.1%上昇と、昨年4月以降で最大の上昇を記録。パラジウムなど貴金属が値上がりした。ロイターがまとめた市場予想は0.1%低下だった。
1月のPPI産出指数は前年比1.1%上昇。市場予想は1.0%上昇だった。
ONSが発表した昨年12月の全国住宅価格は、前年比2.2%上昇。2018年11月以来の大幅な上昇となった。昨年11月は1.7%上昇だった。
同氏は「前年比ベースの住宅価格は、国内のすべての地域で上昇した。これは約2年ぶりのことだ。ロンドンは2017年10月以降で最大の上昇となった」と述べた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200219T105450+0000