[東京 28日 ロイター] - 経済産業省は28日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う中小企業や小規模事業者の資金繰り支援を強化すると発表した。「セーフティネット保証4号」を、3月2日から47都道府県全てを対象地域として発動する。これにより、通常の保証限度額とは別枠で借入債務の100%の保証を受けることができるようになる。
「セーフティネット保証4号」は、直近では昨年、台風19号による被害発生に対して発動された。経産省によると、通常は、地震や台風などの自然災害で災害救助法が適用された場合に被災地に特定して発動されるが、今回は、初めて、47都道府県が対象となる。
原則として最近1カ月の売上高等が前年同月比20%以上減少していることなどが適用要件となる。
(清水律子)