[上海 6日 ロイター] - ベンチャーキャピタル世界大手のセコイア・キャピタルは6日、新型コロナウイルスは「2020年の『ブラックスワン(予想が難しく起きた時の影響が甚大な事象)』」であり、今後の経済ショックに備えるべきとするノートを公表した。
セコイア・キャピタルはこの中で、各社は経費削減を検討し、支出計画や従業員数を見直すほか、資金調達・販売環境の変化に備えるべきだと訴えた。
ノートは「約50年近くあらゆる景気後退を乗り越える中で、われわれは重要な教訓を得た。それは状況の変化に素早くかつ断固とした調整をしたことで後悔したものはいないということだ」とし、「景気低迷局面において、売り上げやキャッシュの水準は常に経費よりも速いペースで落ち込む。ある意味でビジネスは生物学に酷似している。(進化論を提唱したチャールズ・)ダーウィンが考えたように、生き残るのは『最も強い者、最も賢い者ではなく、変化に最も順応した者』だ」と指摘した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200306T054525+0000