[24日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは24日、イタリアの格付けを「BBB/A─2」に、格付け見通しを「ネガティブ」にそれぞれ据え置いた。
S&Pは、政府債務の対国内総生産(GDP)比が今後3年間で減少傾向にあると明確に認められなかった場合、または借入条件が著しく悪化し、公共財政の持続可能性が危険にさらされた場合には、信用格付けを引き下げる可能性があるとした。
イタリア政府の「経済財政文書(DEF)」草案によると、今年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比目標を10.4%とするほか、公的債務の対GDP比が155.7%に上昇すると見込んでいる。