OPECプラス会合で協調減産の1カ月延長が正式に合意されたのは、原油価格回復の流れを維持しつつ、合意の枠外にある米国を牽制(けんせい)する「様子見」の狙いがある。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける世界の経済活動の先行きは依然として不透明。ただし減産拡大に向かえば米国のシェールオイル産業への救いの手になる懸念もあった。原油需要と産油国間の勢力争いの中でニューヨーク原油先物相場は1バレル=30~60ドル台で推移するとの見方が広がっている。
OPECプラス会合で協調減産の1カ月延長が正式に合意されたのは、原油価格回復の流れを維持しつつ、合意の枠外にある米国を牽制(けんせい)する「様子見」の狙いがある。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける世界の経済活動の先行きは依然として不透明。ただし減産拡大に向かえば米国のシェールオイル産業への救いの手になる懸念もあった。原油需要と産油国間の勢力争いの中でニューヨーク原油先物相場は1バレル=30~60ドル台で推移するとの見方が広がっている。