[18日 ロイター] - リッパーが発表した米国拠点ファンドの資金動向(6月17日までの週)によると、直近1週間で米国株ファンドから203億ドルが流出した。流出額は、12月18日終了週以来の規模となり、データを遡れる1992年以降で6番目の大きさだった。
課税債券ファンドには51億ドルが流入し、10週連続の流入となった。一方、マネー・マーケット・ファンド(MMF)からは358億ドルが流出し、過去14カ月で最大の流出となった。
先週11日の米株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)の景気見通しを受けて米経済のV字回復期待が後退し、主要株価指数が3月中旬以来の大幅な下げとなった。
一方、米国債は、FRBが長期に渡り金融緩和策を続けるとの見方から上昇した。
米株価は11日の下げからは持ち直しつつあるものの、S&P総合500種 (SPX)は依然、先週の急落前につけた直近高値を下回っている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200619T002119+0000