[北京 30日 ロイター] - 中国共産党中央政治局は30日、深刻かつ複雑な経済状況に直面する中、一段と弾力的で的を絞った金融政策や一層積極的な財政政策を行うと表明し、年後半も景気の下支えに取り組むと強調した。国営新華社通信が報じた。
第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比3.2%増加し、新型コロナウイルス禍で記録的な落ち込みを記録した前四半期からプラスに転換した。
中央政治局は、マネーサプライや社会融資の妥当な伸びを確保するとした上で、深刻かつ複雑な経済状況に対処するため、マクロ経済政策の調整が必要と指摘。「わが国が直面する問題の多くは中長期的に継続するとみられ、長期的な闘いを覚悟しなければならない」と述べた。