[ワシントン 10日 ロイター] - 米ホワイトハウスのマクナニー報道官は10日、米写真用品メーカー、イーストマン・コダック (N:KODK)に対する政府融資について、同案件の公表を巡る疑惑が解消するまで、融資は実施されないと述べた。
米国際開発金融公社(DFC)は医薬品原材料の国内製造に向けコダックに対し実施すると発表していた7億6500万ドルの融資について、「一連の違法行為の疑いは深刻な懸念材料となる」として、保留を表明。これに先立ちトランプ米大統領は4日、コダックに対する政府融資を巡り当局が早急に調査を行うと発表していた。
マクナニー報道官は、トランプ大統領はこの件を深刻に受け止めていると表明。融資計画が直ちに中止されるかは明らかにしなかったものの、調査は継続しているとし、「疑いが晴れるまで手続きは先に進めない」と述べた。