40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

米失業保険申請3週ぶり増加、再び100万件台 労働市場の回復鈍く

発行済 2020-08-21 00:05
更新済 2020-08-21 02:36
© Reuters. 米失業保険申請3週ぶり増加、再び100万件台 回復鈍く

[20日 ロイター] - 米労働省が20日発表した15日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は110万6000件と、前週の97万1000件(上方改定)から増加し、再び100万件を超えた。増加は3週ぶりで、労働市場の回復の鈍さが浮き彫りになった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想では92万5000件への減少が見込まれていた。4週間移動平均では117万5750件だった。前週は米国で新型コロナウイルスの流行が始まってから初めて100万件を下回った。

ジェフリーズのエコノミストは調査リポートで、失業保険申請の増加は残念だが、7月下旬と比較すれば、なお32万5000件減少していると指摘。その上で「失業給付を週600ドル加算する特例措置が失効し、南部州がコロナ感染の急増から回復する中、今後数週間の統計で労働市場の最近の回復が基調的なものか、それとも技術的なものかはっきりするだろう」と述べた。

8日までの週の失業保険受給総数は1484万4000件に減少し、4月以来の低水準。前週は1548万件だった。エコノミスト予想は1500万件。1日までの週に失業手当を受けていた人は2806万人で、前週から約20万人減少したものの、減少幅は前週の約300万人からは大きく鈍化した。

オックスフォード・エコノミクスの米国担当主任エコノミスト、ナンシー・バンデンフーテン氏は「労働市場が健全な状態に戻るのはかなり先の話だ」と述べた。

トランプ大統領は8日、失業保険給付の上乗せなどに関する大統領令に署名したが、実施を巡って混乱も生じている。上乗せ額は週400ドルと、従来から200ドル少ない。このうち100ドルは州の負担となるが、多くの州は負担する余裕がないと表明している。また残りの300ドルは政府の災害救援基金から拠出されるが、専門家によると早ければ9月にも資金が枯渇する恐れもあるという。

前出のバンデンフーテン氏は、全米で7州しか追加給付の支払いが認められていないとした。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます