40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

カナダ中銀、金利0.25%に据え置き 債券買取の将来的変更に含み

発行済 2020-09-10 00:58
更新済 2020-09-10 06:36
© Reuters. カナダ中銀、政策金利0.25%に据え置き 経済回復は想定より早い

[オタワ/トロント 9日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は9日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り0.25%で据え置いた。また、債券買い取りに関する将来的な変更に含みを残した。

中銀は声明で、第3・四半期の経済活動の回復が予想よりも早まっているとしながらも、新型コロナウイルス危機からの回復が続く中で、引き続き金融政策による大規模な支援が必要になると強調した。

その上で、経済回復が軌道に乗るまで、カナダ国債を週間で少なくとも50億カナダドル(38億米ドル)買い取るなど、大規模な量的緩和策を継続すると表明。同時に、景気の下支えに必要な刺激を提供する上で、緩和プログラムは「調整」されるとし、文言を多少修正した。

RBCエコノミクスのシニアエコノミスト、ジョシュ・ナイ氏は「一部の経済指標は中銀予想よりもやや良好だったが、7月会合と比較してトーンの変化はほとんど見られなかった」と指摘した。

文言の修正については「一段と均衡が取れているが、中銀が直ちに資産買い取りを変更するとは考えにくい」とした。「中銀は初期の回復が予想以上に強いとする一方、回復局面が依然として『緩慢かつ不安定』になるとも述べており、過度の期待は禁物だ」とも述べた。

カナダドル

中銀は「経済再開に伴い、第3・四半期の経済活動の回復は7月の予想よりも早いようだ。経済活動は政府の所得支援プログラムによって支えられている」とした。

こうした中、カナダ住宅金融公社(CMHC)が発表した8月の住宅着工件数は26万2396件と、前月の24万5425件から増加し、市場予想の22万件を上回った。

アナリストらは、伸びの勢いはコロナ禍で抑え込まれていた需要(ペントアップ・デマンド)の顕在化にすぎず、今後の動きに警戒する必要があると指摘。CIBCエコノミクスのシニアエコノミスト、ロイス・メンドス氏は、移民や学生の住宅需要が減退しており、「最近の伸びは集合住宅に集中していることからリスクを伴う」と述べた。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます