40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

FRB議長「今後数カ月は厳しい」、ワクチン歓迎も先行きに慎重

発行済 2020-11-13 04:07
更新済 2020-11-13 05:27
© Reuters. FRB・ECBトップ、先行きに慎重姿勢 ワクチン進展歓迎も

[フランクフルト/ワシントン 12日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長と欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は12日、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)で良好な結果が出たことを歓迎しながらも、経済の先行きは不透明なままだと強調した。

パウエル氏とラガルド氏は、米ファイザー (N:PFE)と独ビオンテック (O:BNTX)が開発するコロナワクチンが今後の見通しを幾分楽観できる理由になるとしても、経済は依然として厳しい状況にあると指摘。

ラガルド氏は、パウエル氏やイングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁が参加したパネルディスカッションで、「不確実性の大きな川から、今は反対側が見えている」としつつも、「ワクチンの生産と配布についてはまだ不確実性があるため、それほど熱狂したくない」と述べた。

パウエル氏も、治験結果について「好ましく歓迎すべきニュース」と評価する一方、「自信を持って短期的な影響を評価するには早すぎる。今後数カ月は厳しくなる可能性がある」と語った。

またパウエル氏は、FRBと議会の双方が支援を拡大し、議会は追加の経済対策を打ち出す必要があると強調。失業率がさらに改善しても、一部の労働者には経済の変化に伴い職探しに向けた支援が必要で、結局のところ新型コロナは経済の長期的な生産能力を損なう恐れがあるとした。

その上で「しわ寄せを受けるのは、働くことを諦めざるを得ない女性や、受けるべき教育を受けられない子どもたち、中小企業などで、長期にわたって仕事がない労働者らは労働力とのつながりを失い、自らの生活をも失っている」と指摘した。

また、FRBは気候変動リスクに係る金融当局ネットワーク(NGFS)への加盟手続きを行っていると表明。「世界中の中央銀行がこの問題に取り組んでおり、(金融政策や銀行規制、金融の安定性など)われわれが行う全てのことに気候変動リスクをどのように組み込むかを考えている」とした。FRBは主要中銀の中で唯一、同組織に加盟していない。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます