［３０日 ロイター］ - ムニューシン米財務長官は３０日、議会に対し、３月の新型コロナウイルス支援・救済・経済保障法（ＣＡＲＥＳ法）の未使用資金４５５０億ドルを原資に追加コロナ景気対策を成立させるよう呼び掛けた。
上院銀行委員会で１日に予定される公聴会向けの証言原稿で「最近の経済指標を踏まえても、私は引き続き、的を絞った財政支援策が政府として最も適切な対応だと考えている」と指摘。
その上で、４５５０億ドルの未使用資金を活用した追加景気対策法案を超党派の支持で可決するよう「強く促す」と述べた。「（トランプ）政権は新型コロナウイルスの影響でなお苦境にあえいでいる米国の労働者と小規模企業の支援に向け、この取り組みで議会をサポートする用意がある」と強調した。
公聴会にはパウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長も出席する。