[東京 15日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は15日の会見で、8日に打ち出した総合経済対策による日本経済の実質GDP押し上げ効果について、2020年度で0.5%ポイント程度、21年度で2.5%ポイント程度、22年度以降で0.6%ポイント程度、との試算を公表した。
西村再生相はまた、広島県から、新型コロナウイルスの感染拡大が進む広島市をGoToトラベルの対象から外すよう要請があったことを明らかにした。政府は28日以降の全国一時停止を表明しているが、広島市の要望する停止期間などについて、西村再生相は明言せず、「調整を進めたい。知事とも話をしたい。状況を確認したい」と述べるにとどめた。
政府は14日、GoToトラベルについて従来の継続方針を転換、年末年始の全国一律での一時停止を表明した。ただ全国一律での停止時期は28日から1月11日の期間で、今月27日までは、札幌、東京、名古屋、大阪の4都市のみを先行して対象から外していた。
*内容を追加しました。
(竹本能文) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201215T084301+0000