日本銀行は20、21日の金融政策決定会合から、金融緩和の「点検」作業を本格化させた。黒田東彦総裁は平成25年4月、「戦力の逐次投入をせず、必要な政策を全て講じた」と、大量の国債購入を伴う「異次元緩和」を始めた。だが、新型コロナウイルスによる経済の打撃を受け、金融緩和は10年越しとなることが現実味を帯び始めた。その効果と副作用を検証し、次の経済ショックに備える姿勢だ。
日本銀行は20、21日の金融政策決定会合から、金融緩和の「点検」作業を本格化させた。黒田東彦総裁は平成25年4月、「戦力の逐次投入をせず、必要な政策を全て講じた」と、大量の国債購入を伴う「異次元緩和」を始めた。だが、新型コロナウイルスによる経済の打撃を受け、金融緩和は10年越しとなることが現実味を帯び始めた。その効果と副作用を検証し、次の経済ショックに備える姿勢だ。