[1日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は1日、米経済をできるだけ早く健全な状態に戻すためには、米連邦準備理事会(FRB)と議会による支援がなお必要との考えを示した。
カプラン総裁はオンラインイベントで「われわれはパンデミック(世界的大流行)と戦っている最中で、まだ困難な時期は脱していない」とし、「積極的な財政政策と金融政策が必要だ。そうすることで最終的にはパンデミックに打ち克てると期待している」と述べた。
また、新型コロナ変異種に起因する下向きリスクを懸念しているとしながらも、ワクチン接種が進み、ワクチンが変異種にも有効なら、人の移動は改善すると予想。今年の米経済成長率が5%に達するとの予測は、失業対策とワクチン接種状況次第になるとの見方を示した。