内閣府が12日発表した3月の景気動向指数(2015年=100、速報値)は、基調判断を「改善」に上方修正した。新型コロナウイルス禍で崩落した国内景気が拡張局面に入った可能性が高いことを示す判断で、18年8月以来、2年7カ月ぶり。ただ、足元では3回目の緊急事態宣言で今年4~6月期の国内総生産(GDP)が2四半期連続のマイナス成長になるとも指摘され、景気動向指数が示す改善判断との食い違いが生じつつある。
内閣府が12日発表した3月の景気動向指数(2015年=100、速報値)は、基調判断を「改善」に上方修正した。新型コロナウイルス禍で崩落した国内景気が拡張局面に入った可能性が高いことを示す判断で、18年8月以来、2年7カ月ぶり。ただ、足元では3回目の緊急事態宣言で今年4~6月期の国内総生産(GDP)が2四半期連続のマイナス成長になるとも指摘され、景気動向指数が示す改善判断との食い違いが生じつつある。