[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は1日、ユーロ圏経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生時に想定された最も悲観的なシナリオは回避できるとみられるが、変異株によるリスクにはなお直面していると述べた。
欧州システミックリスク理事会のトップとして欧州議会で発言し、「ワクチン接種キャンペーンの急進展を背景にした経済見通し改善で、深刻なシナリオの可能性は減少している」と指摘。
「もちろん、初期段階にある回復は依然として変異株拡大の不透明性に直面している」とも述べた。