[ロンドン 15日 ロイター] - ドイツ銀行は15日、南アフリカで起きている暴動について、同国の今年の経済成長率を0.8%ポイント下押しする可能性があると予想した。財政収支の対国内総生産(GDP)比率には0.2─0.5%ポイント下押しするかもしれないとした。
今年の成長率は従来、4.8%と予想。2022年の成長率については現在の2.8%の予想から上振れする可能性があるとした。インフラ復興や在庫復元の動きのほか、新型コロナウイルスワクチン接種拡大やコモディティー価格上昇を理由に挙げた。
供給ショックによる食品価格への影響は短期で終わる見込みだとし、中央銀行が食品価格の動きに対応して7月に利上げするとは想定していないとした。ただ、11月に利上げする可能性はなおあるとした。