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米独とウクライナのエネルギー相、パイプライン巡り協議

発行済 2021-08-24 09:44
更新済 2021-08-24 09:45
© Reuters.   8月23日、ウクライナは、同国を迂回するノルドストリーム2が稼働すれば通過料が得られなくなるとして建設に反対している。ロシア・チェリャビンスクのパイプ工場で2020年2

[キエフ 23日 ロイター] - ウクライナ、米国、およびドイツのエネルギー担当相は23日、ロシア産天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」完成後のガス輸送通過国としてのウクライナの立場に関して協議した。

ウクライナは、同国を迂回するノルドストリーム2が稼働すれば通過料が得られなくなるとして建設に反対している。また、同パイプラインは、エネルギー供給における欧州のロシアへの依存度を高めるとの懸念も一部の国から出ている。

ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は、ウクライナのエネルギー輸送通過国という立場を継続するという観点から3カ国がともにできる事を協議したと明らかにした。

同相は記者団に対し「われわれは、ロシアがガスを武器として使用することを容認しないとのウクライナ大統領の宣言を踏まえて進めた」と説明した。

ドイツのメルケル首相とウクライナのゼレンスキー大統領は前日、ウクライナの首都キエフでノルドストリーム2について協議した。ゼレンスキー氏は、パイプライン建設に関して「危険な武器だ。ウクライナだけでなく欧州全体にも武器であり、間違っている」と述べ、パイプライン建設に懸念を示した。

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