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早めのテーパリングを支持、フィラデルフィア連銀総裁が再表明

発行済 2021-08-28 00:34
更新済 2021-08-28 01:27

[27日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は27日、連邦準備理事会(FRB)が早めにテーパリング(量的緩和の縮小)に着手することを引き続き支持すると述べた。さらに、新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大がもたらす著しい下方リスクに警鐘を鳴らした。

ハーカー総裁はCNBCとのインタビューに対し「テーパリングを進めることをなお支持する」とした上で、資産購入が「現時点でさほど効果を発揮しているとは考えていない」と語った。

利上げについては、テーパリング完了後の開始を望むとしつつも、金利を巡る決定は経済動向次第と強調した。

その後、ヤフー・ファイナンスのインタビューに対し、連邦準備理事会(FRB)が2022年終盤、もしくは23年初旬より前に利上げに着手することはないとの見方を表明。「テーパリングのプロセスが基本的に終了してから、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標の引き上げを考え始めることを望む」と述べた。

テーパリングについては、年内に着手すべきとの共通の見解がFRB内で得られつつあると述べた。

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