[22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日、米銀ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)の「広範囲に波及する」問題是正の取り組みを注視しており、取り組みが不十分なら適切な措置を講じる方針を示した。
FRBは2018年、Wファーゴで不正営業の慣行が発覚したことを受け、ガバナンスとリスク管理を改善するまで資産を1兆9500億ドル以下に維持するよう命じた。
パウエル議長は22日、資産の上限規制は、Wファーゴが問題を包括的に解決し、適正に運営されると判断されるまで維持することになると説明。FRBはWファーゴの数多くの問題に対処する取り組みを注視しており、期待に添わなければ新たな処分もいとわないと述べた。
通貨監督庁(OCC)は今月、Wファーゴの不正営業の損害補償の取り組みが不十分だとして、2億5000万ドルの罰金を科した。