[プラハ 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は28日、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)終了後に自動的に資産買い入れプログラムが拡充されることはないと述べた。
PEPPは来年3月に終了する見通しだが、市場ではECBは他の景気支援策を拡充して対応するとの見方が出ている。
カジミール総裁はブルームバーグのインタビューで、PEPP終了に伴う「クリフ・エフェクト(崖効果)」を巡る懸念を巡り、通常プログラムが自動的に拡充されるわけではないとの考えを示し、「ECBはその時の情勢を見極めた上で決定する」と述べた。